書心忘るべからず〜夢のあとさき

線一本 

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師の教室でのミニ作品展も終わり、
日常がまた戻って来ました。


小さな作品展でしたが、やはり人が作った作品が並ぶのっていいものです。
それぞれが心を込めて、そして色々と試行錯誤して
想いを寄せながら制作するのは私自身、身に沁みてわかっていますから
その想いを感じられるっていうのは、色んな意味で心地いい。


明るいテーマだけじゃない時もある。
悲しいことや辛い事がその人の作品のテーマって事もあるかもしれない。
けれど、それがその人の人生であり、作品はそれを映し出しているもの。
人の「想い」や人生をひしひしと感じられるものが、私は好きだ。


だから書に限らず、絵でもアートでも音楽でも、
作品を見に行く事が好き、なんだと思う。
見に行ってる、のではなく「感じに」いってる、んだと思う。



そうは言っても、
作品なら何でもいいってわけじゃない。
作品というのは一つの集大成。
それまでどんな事をやって来て、
どんな風に自分に取り込んで来たのか
それを表現する場所でもある。


日頃の地味な練習、地道な努力。
それがあって初めて作品にチカラが生まれるんだと私は信じたい。
そして、そういうものに私は惹かれる。
作品も然り、人物にも然り、活動にも然り。


書に於いてはまずは線一本まともに引けるかどうか。
大袈裟な話ではあるけど、それをバカにしている人の作品には心惹かれないと思う。
線一本が集まって文字となり、形となる。


これまでもそう信じて来たし、
これからもそれは変わらない。


だから今日も馬鹿みたいに線一本、引き続ける。


臨九成宮醴泉銘



category: 臨書

Posted on 2018/05/29 Tue. 22:02 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 0

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