書心忘るべからず〜夢のあとさき

弱さと強さ 


ryokan2.jpg


いまさらながらですが、良寛編です^^;あは

旅の二日目は良寛の里、良寛記念館、最期を過ごした木村家…などなど、
良寛さまにまつわる場所を巡ってきました。
お墓参りもしてきましたよ^^

良寛さまの書もたくさん見てきました〜。
独特のバランス、線の細さ、一目見れば良寛さまとわかる筆跡です。
きっと一般の方が何も知らずただ普通に見ただけでは、
これは良い書なのか、上手い書なのかと思う方もいらっしゃることでしょうね。
所謂活字のような字や、現在美しいと言われている楷書のような書とは
かけ離れたものであることは確かです。

でも、前回書いた「書は人なり」にも通じることですが
この書は良寛さまにしか書けない、究極まで色んなものを削ぎ落とした書。
なかなかここまで削ぎ落とす事って出来ない。書も然り、生き方も然り。
それはまさに良寛さまの生き様、人生そのものが現れている…そんな気がします。

生きていると、どうしても色んなものを背負い込んでしまうし
年を重ねればそれがどんどん増えてゆく。
いつの間にか必要のないものまで抱え込んで
知らぬ間にそれが自分を苦しめる。
良寛さまは人から離れて山に暮らし、削ぎ落とす人生を送って来たのかな〜と。
自然の中で風を感じ、月を愛で、四季を眺め、大地に守られている事を感じながら
自分がただ「ここ」にあることを慈しむように。

一見儚く、か弱げに見える良寛さまの書ですが
実はとても芯が強くてしなやかで、弱さの中にある強さを感じるから
今でも人の心に残るのかもしれないですね。
少なくとも私には、そう感じられました。

ryokan3.jpg
出雲崎の海を見渡す良寛さまの像が印象的。



category: 書あれこれ

Posted on 2014/07/01 Tue. 17:21 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 4

コメント

本当にそう思います。
字を見るとなんとなくその人がわかるような気がします。
…ちょっと恥ずかしくなってきたf^_^;

絵もそうかも…。
たまに描いた絵に似てると言われます。
もっと恥ずかしい\(//∇//)

kobom #- | URL |  2014/07/02 18:46 * edit *

★kobomさん

同じ字でも書く人によって本当に色々分かれますよね〜。
乱雑な字を書きそうな人が達筆だったりするとクラッときます(笑)
女性でも、ものすごいキレイな方の字が汚かったりすると…(#゚Д゚)
元々伝達の為に使っていただけの文字ですが、
心までもが現れるようになったという事は、
字そのものの価値も変わって来ているってことなのでしょう〜興味深いです^^

あ、絵もそうですよね〜確かに描いた人に感じが似て来るかも…
kobomさんの絵も然り、です^^*

翔麗 #- | URL |  2014/07/02 21:16 * edit *

 良寛さんのお墓参りを・・ありがとうございました。
縁もゆかりもない私がお礼を言うのも変ですが・・
 なにしろ、青春時代から良寛さんに心底傾注し、
人生の師とし学んできましたから、翔麗さんがお墓参りをなされたと知り
、おもわず、ありがとうと、呟きました(笑)

 昨年の十月からこの七月初めにかけて、三人の義兄弟を亡くしました。
三人とも余命を宣告され、その通りに身罷りましたが、
私は、良寛さんの言葉「・・死ぬ時節には死ぬがよく候・・」を
かみしめました
 
 私が良寛さんを偲ぶ旅に出たのは、約二十年前と平成16年5月の二回です。
 佐渡まで足を延ばし二泊三日の行程でした。
 なんといっても、胸が詰まり絶句したのは、四十代末から六十代末末まで約二十年間住んだという、山中にある「五合庵」と「乙子神社草庵」が、あまりにも狭くみすぼらしく感じたからです。
 禅の始祖達磨大師も、良寛さんが尊宗する道元禅師も厳しい修業は、人里離れた山中でしたから・・そう思いなおしましたが・・
 
 お土産に手に入れたのは、般若心経の巻物、天上大風と心月輪と銘が入ったお猪口、それに良寛さん坐像の文鎮二個。
毎朝の一日一写の時は、家内縫い作務衣で正座し、坐像文鎮を対座に置いています。良寛さんがジーと私の筆使いを見つめているのです。
怠けたり、いい加減にはできませんが、いつも優しい眼差しで、励ましていただいております(笑)。

 実は、私、良寛さんのお姿に似ているのですよ?何を隠そう「猫背」なところです(笑)
 
 さて、遅ればせながら、翔麗さんの良寛編レポート、いつもながら味わい深く感銘を受けました。
 私は、初めの頃は、良寛さんの漢詩がすきで、原文を自分なりに読みこなせたいと思い、独学で漢文を学んだりしましたが、書に関しては、自分が稽古し始めた五、六年前からで、以来飽かずに眺めて、心を癒しております。
 良寛さんの書を巡る翔麗さんの語り口はに、いかにも翔麗さんらしい
観方があり、優しい眼差しも感じ取れました。
ふたたび、ありがとうございました(笑)


伀 #- | URL |  2014/07/06 15:42 * edit *

★伀さん

こんにちは^^いつもありがとうございます♪
すっかり遅くなってしまった旅の後編もお読み頂いて感謝です(笑)

青春時代から良寛さまを慕われてらしたのですね〜!
人生の師…とおっしゃる理由もよくわかります^^
良寛さまを偲ぶ旅にも二度も行かれてらっしゃるとは…!素晴らしいです^^
知っているのと、実際にその場所を見て来るのとでは
全然意味が違って見えてくるものだと、
改めて感じた気がした旅になりました。
伀さんもそう感じられたのではないでしょうか^^
晩年から亡くなるまでを過ごしたという木村家の辺りも
とても静かで、穏やかな街並み…という印象を受けました。
建物自体もまだ古いまま残されている所が多いので
(本当は新しくしているのかもですが、古い様式を残されているお宅が多い気がしました)
余計にそう感じたのかもしれません。
お墓を前にした時は、感慨無量でした。
しばし言葉を失いました…

伀さんもご不幸が重なり、ご心痛の日々だった事とお察し致します。
人の命を間近でみるのは、色々考えさせられますね。
それが近しい立場の方なら尚更のこと…
伀さんが仰った良寛さまの言葉、奥が深いけれど
人として…ただこの世に生を受けた生き物としては
とてもシンプルで当たり前の事なんだって気がしています。
人間は知恵がついてしまったせいか、その事を難しく受け止め、
複雑に考えるようになってしまったのかもしれないと最近すごく思うのです。
あるがままを受け入れて、その上で日々をとにかく一生懸命過ごしなさい…と、
良寛さまの優しいささやきに聞こえてきます^^

そうそう、伀さんは良寛さま似なのですか!
もう、伀さんのコメントを拝見するたびに私の頭の中は
良寛記念館で見て来た良寛さまの像を思い起こしそうですよ〜^^

翔麗 #- | URL |  2014/07/06 22:45 * edit *

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