書心忘るべからず〜夢のあとさき

謝謝、西安! 

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いきなりですが、先日、初の中国・西安へ行って参りました。
何故急に…?という感じですが、ホントに急な話で…(笑)


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世界遺産の興教寺


毎年、所属の会で中国のお寺への写経の奉納が恒例であるのですが、
実はその実際の奉納式へ、今回参加させていただく事が出来ました。
少し前まで奉納していた興教寺というところは世界遺産にも登録されたんですよ~!
そこでの奉納は様々な所から既に目標の1万経が集まったので、
去年からまた別の華厳寺というところへ奉納しています。
今回はその華厳寺での奉納式、そして世界遺産にもなった興教寺へも訪れる事が出来ました。


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華厳寺の入り口付近


今回奉納式のあった華厳寺はまだ発展途上という感じ。
お寺に入るまでは本当にここにあるのかと思うくらい、坂を上ったところにあり
まわりは砂山や舗装されていない泥道のような有様で、そのギャップがすごい光景でした。


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華厳寺での写経奉納式


私も今まで、毎回とは言わないまでも何度となく奉納させて頂きました。
一枚は実際にお寺へ奉納、もう一枚は向こうのお寺で印を押して頂いたものが返却される…
という仕組みになっていて、いつもはそれを待っているだけだったのですが
今回実際の奉納式に参加させて頂けるなんて、とってもありがたいお話。
しかも、以前に奉納したお寺は世界遺産ですよ!!(笑)
3年前に亡き父のために書いた写経は、間違いなく興教寺に納められているはず。
実際に自分が奉納したものが見られるわけではないですが、
まさか本当にこんなに早くそこに行けると思っていませんでした。

今回、自分のを含め教室の生徒さんからもお預かりしていた写経を
華厳寺の祭壇にささげ、お寺の方がお経をあげてくださったその場にいられたこと、
本当に感激したし、色んな想いが駆け巡りました…感無量です;;



そんな大きな使命を終えた後は、やっぱりここでしょう、
初心者の書の聖地、九成宮!(笑)
行って来ましたよ~西安から車ではるばる3時間半かけて!
いまのところ、ハッキリ言って見るのはそれだけしかないところなのですが(笑)
(最近、近辺から新しい遺跡が発掘されたそうで、それらを来年から園内に展示する予定だそうです)


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入り口にどでかい「九成宮」の印^^;


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この建物の中に、九成宮が!

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九成宮醴泉銘碑!


石碑自体はかなり摩耗が激しいという印象…そりゃそうですよね^^;
でも、本物の九成宮を見た時はやっぱりカンドー!
おんなじだ~~法帖と!…と、当たり前の事を思ったのでした(笑)



そしてもう一つは雁塔聖教序のある大慈恩寺へ!
大雁塔にも上って来ましたよ~。
雁塔聖教序は、序記とそれぞれが大雁塔の入口の両側の壁面のくぼみに置かれていて、
こちらは柵がしてあります。

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雁塔聖教序碑



そして、西安と言えばやっぱり碑林博物館!

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山梨の碑林公園には行きましたけど、やっぱり本物は違いました!(これも当たり前笑)
有名な石碑がここにも、あそこにも、あ、あっちにも~~!という感じで、
書道をやっている方なら興奮間違いなしです。
(だって、石碑が林の如くたくさん建っているから碑林博物館というらしい)


その碑林博物館の近くに書院門という、
いわば書道具の商店街みたいな一画があり(なんという稚拙な説明^^;笑)
とにかく通りにあるお店ほとんど全てが書道具やさんなのです!
ここの風景は中国っぽい雰囲気がとても出ているのではと思います。
日本ではなかなか味わえない雰囲気でした。


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この、狭い路地にもバンバン普通車が入って来る^^;

店によっては筆や硯や色々なものが粗悪なものだったり
日本人だからとふっかけられたりといった事があるという悪い噂も聞いていましたが、
私の印象的には、そんな事は全然ありませんでした。
筆の質や素材の質など、中には酷いものもあるとは思いますが…
少なくとも私が行ったお店では、一生懸命言葉が通じないながらも色々出して来てくれたり、値段の交渉なども、割とスムーズにしてくれた印象です。
一緒に同行してくださった現地の通訳の方は本当に感じが良くて、とても親切にして頂きました。
日中関係、国レベルでは色々とありますけれど…
一人の人間同士、しかも書という同じツールの下においては
全くそういうの、関係ないって本当に感じました。
それを肌で感じる事が出来たことは、貴重な体験となったと思います。
こういう共通のものを通して、そういう人達同士が増えて行ったら
もっとお隣同士、仲良く出来るんじゃないのかな~と思ったり…


さて、長くなりましたが、最後は西安の古城壁、南門の夜景です!

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まだまだほんの入り口しか見てない中国の旅。
また機会があったら、見たいところがたくさん出来ました^^
謝謝、西安!

category: 書あれこれ

Posted on 2014/11/30 Sun. 01:18 [edit]  /  trackback: 0  /  comment: 4

コメント

 素晴らしいミッションに参加され、無事、使命を果たされたとのこと。
 良かったね、よかったなぁ、羨ましいなぁ、貴重な体験でしたね。

 翔麗さんの感無量ぶりが、文の端々に躍動して表れていますよ。
亡きお父さんに捧げた写経が、中国のお寺に奉納されたことは、
以前に伺いましたが、
 その折、「いつかそのお寺を訪れる日が来るでしょう。そう願っています」旨、コメントした記憶がありますが、まさか、こんなに早く、実現されたのには、私もびっくりしました。

 読みながら、どきどきわくわく、次第に、私まで感無量に浸りました。
 一日一写を励行し、これまで国内のお寺を百か所以上巡礼し、納経してきたのですが、最後の夢は、道元禅師が修行した中国のお寺を訪問し納経したいと思い続けてきました。
 もはや叶わぬ夢ですが、
このたび、同じ写経にまつわることで、翔麗さんが中国のお寺の奉納式に参列された話を伺い、
自分のことのように嬉しく喜び、感激しました。
ありがとう!

#- | URL |  2014/12/02 10:48 * edit *

★伀さん

こんにちは!いつもありがとうございます^^

そうですよね〜びっくりですよね(笑)
私もまさか、こんなに早くに行けると思っていませんでした。
もちろん、行くのは自分自身なので、行こうと思えばいつだって行けるのでしょうけれど…^^;
でも、実際はそんなに簡単ではないんですよねぇ^^;
私も今回、お誘いを頂いた時には悩みました。
気持ちだけで言えばいつだってどこへだって、二つ返事で「行きます!」と言うところなのですが(笑)
家族もいますし、私一人の気持ちだけで行けるわけではないので…難しいですね、その辺は^^;

でも!今回はとにかくこの機会を逃したら、
今度またいつそのチャンスが巡って来るかわからないって…
何だかとてもそう感じたので、半分無茶してゴリ押し気味に決行しました(笑)
今となっては思い切って良かったと、本当にそう思っています。
快く承諾してくれた家族にも、心から感謝しています^^

伀さんが、「いつかそのお寺に訪れる日が来るでしょう」とコメントくださったの、
昨日の事のように覚えていますよ!^^
その時は、多分ほとんどその機会はないだろう、あっても何十年も経ってからかな…なんて
本当にそう思っていました…わからないものですよね、何がどうなるかなんて。

国内のお寺を百カ所以上も巡礼され、納経されてらしたなんて本当に心から尊敬します。
それだってそうそう簡単に出来ることではないですよね。
最後の夢も…叶わぬ夢だなんて、わかりませんよ〜!
今回、一緒に同行させて頂いた方で、来年米寿を迎えるという先生がいらっしゃいました。
伀さんもまだまだこれから!^^
是非是非その夢、叶えて頂きたいです〜!



翔麗 #- | URL |  2014/12/02 22:08 * edit *

 失礼ながら再コメントさせていただきます。
 米寿を迎える方が同行していたとは、凄いですね。驚きました。
その元気なお方に心から敬意を・・同時に私もあやかりたいですね。
 
 家内の父は書を相当にたしなんだ人でした。
私たちが結婚したとき、お祝いの色紙に、
「明日のため大事な今日の命です」としたためていただきました。
改めて色紙を眺めながら、書としても、この偈も素晴らしく、含蓄があるなぁ・・・と感慨にふけりました。

 今は少し体調不良ですが、翔麗さんの励ましも心にとめながら、日々、健やかに暮らしたいきたいと思っております。

 余談ながら、中国の北京放送局の日本語放送担当の女子アナウンサーに日本人の知人がおります。
 しばしば、お互い元気なうちに、遊びに来なさいとお誘いを受けますので・・私の夢も実現不可能ではないかも(笑)

#- | URL |  2014/12/03 11:31 * edit *

★伀さん


再コメント、ありがとうございます〜!^^

その米寿を迎える先生は、本当にお元気で身のこなしも軽く、
健脚ぶりを存分に発揮してくださっていました。
とても穏やかで、温和で、可愛らしい、本当にステキな先生でしたよ〜。

ところで、奥様のお父様、書をたしなんでおられたとのこと。
奥様もきっと達筆なのでしょうね〜^^
色紙の言葉も、とっても素敵✨
ホント、今日の命を大事にしないといけないですね。
毎日不摂生の私は耳が痛いです(笑)^^;あは

それはそうと、中国にお知り合いがいらっしゃるとのこと!
それならば夢なんかじゃないじゃないですか〜!^^
きっと実現出来ます!近く叶う日が来ること、私も全力で応援しております〜^^

翔麗 #- | URL |  2014/12/05 00:35 * edit *

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